<小学校>入学前の子どもはどんな気持ち?(小1の心理状態)
入学前の子どもはどんな気持ちでいるのでしょうか?4月の子どもの気持ちを考えてみましょう。
期待と不安が入り混じっていると考える
4月、入学前の子は、2種類のドキドキが、心に入り混じっている状態です。
・期待のドキドキ
学校には、どんな友達や先生がいるのかな?
学校には、何があるのだろう?
楽しいことはなんだろう?
どんなことを勉強するのかな?
・不安のドキドキ
友達をすぐに作れるかな?
学校は楽しいところかな?
何かいやなことはないかな?
勉強がむずかしかったら、どうしよう。
期待と不安の内容は似ており、表裏一体と言えるでしょう。
もともと、子どもは、知らないことに興味をもつ特徴があります。大人よりも、多くの子が、学びたいという気持ちを強くもっています。
しかし、昨日まで、期待していたことが不安になることもあります。期待と不安が、見え隠れすることが、この時期の子に多く見られます。
こんな行動が表れたら、ドキドキしているサイン
・表情
⇒笑顔が少ない。悲しそうな顔
・行動
⇒下を向いている。キョロキョロしてたり、辺りをよく見まわす。不注意な行動が多くなす。
・言葉
⇒心がしんどいときに、「つかれた」や「いやだ」、「やりたくない」など、心を素直に表す言葉が多くなる。
大人が、子どもの疲れに気付いたときは、子どものへの要求のペースを緩め、ゆっくりとした時間を過ごすことが大切です。
子どもの気持ちに寄り添った心がけをしたいですね。
参考:「小一教育技術 2018年4月号」小学館
<小学校>入学前の保護者の心構え、子どもの気持ちに寄り添って
普段、子どもの話はどれくらい聞けていますか?
子どもの話を、しっかり聞けているという保護者が多いと思います。
しかし、中には、忙しくてなかなか話を聞けないという保護者もいるのではないでしょうか。
子どもの「ねえねえ、聞いて」のサインに気付く
話を聞ける子を育てるためにも、周りの大人が、子どもの話を最後まで、きちんと聞くことが大切です。
子どもは、大人に、思いを受け止めてもらえたり、聞いてもらえたりすることで、話す喜びを感じ、話を聞くことの大切さを学んでいきます。
子どもの話の聞き方 「お・う・じ さま」
お・・・子どもの話のおわりまで、静かに聞く
う・・・話の内容がわかった時には、うなずく
じ・・・子どもの顔をじーっと見て聞く
大人も子どもも、話を聞けるようになる魔法の呪文です。
大人も忙しくて、子どもの話を聞けない時がありますよね。
私の経験でも、
保護者から「うちの子が、A君に話しかけても冷たい。落ち込んでいる」と、相談を受けたことがあります。事実をよく確認すると、A君は、何度も、その子に筆箱をさわられて、しつこくされていたと、いうことが分かりました。
本人も、実は冷たくされている理由を知っていたのですが、A君のようなかっこいい筆箱がほしかったという気持ちをうまく大人に伝えられなかったようでした。
子どもは、自分の気持ちや、学校であったことをうまく話せる子もいれば、話せない子もいます。普段、おしゃべりな子でも、意外に、自分の思っていることを素直に話せないことがあります。
まだ言葉を覚えたての子どもの話、ゆったりとした気持ちで聞いてあげたいですね。
<小学校>入学前には、子どもができることランキング
小学校入学前にできることを1位から9位までを紹介します。
入学前の子どものうち、95%ができることはなにか?
どんなことができるのか見てみましょう。
入学前にできること(1位~9位)
1位 10くらいまでの数を数える、書く(95.0%)
2位 簡単なたし算ができる(77.4%)
3位 正しく鉛筆がもてる(61.4%)
4位 正しく箸をもてる(59.8%)
5位 かたかなをすべて読める(59.2%)
6位 アナログ時計で時刻が読める(38.2%)
7位 くり上がりのあるたし算(22.2%)
8位 かたかなをすべて書ける(18.4%)
9位 自分の名前を漢字で書ける(14.8%)
*「小学校入学を控える子どもをもつ保護者によるアンケート」平成28年1~3月:教育技術社
第1位は、「10くらいまでの数を数える、書く」でした。子どもが、数を一生懸命に数える姿が目に浮かび、ほっこりしますね。95%と、入学前のほとんどの子ができているようです。
また、3位、4位には、生活で必要なスキルが入ってきています。学習面だけでなく、生活面も、親は気にする必要があります。
また、くり上がりのあるたし算や時計の読み方など、小学校で習う内容を、すでにマスターしている子もいるようです。10人に1人以上は、自分の名前を漢字で書けようですね。
すでに小学校の学習を始めたり、生活スキルを習得したりと、子どもは、身につけることが多くあります。入学直前に焦らず、ゆとりをもって、わが子に身につけさせたいです。
<小学校>これだけはやっておきたい入学前のお母さん・家族のサポート<3選>
わくわくの入学準備。
うちの子どもは、楽しく学校に行けるかな。きっと、どの保護者も思うことでしょう。
入学前の子どもの気持ちも不安定になりがち。
子どもの気持ちによりそって、サポートしているでしょうか。
・期待をもたせる声かけ
⇒「学校は、楽しいところだよ」、「たくさんの友達と一緒に、勉強したり遊んだりするところだよ」と、お子さんに期待感をもたせる必要があります。もちろん笑顔で。日頃から、子どもが安心できるような声かけをしましょう。
・早寝・早起き・朝ごはん
⇒生活リズムを整えることは健康の第1歩。学校生活に早く慣れるためにも、規則正しい生活リズムを作ってあげましょう。朝から食欲がない子や朝ごはんを作る時間がないご家庭でも、朝にみそ汁1杯だけで、生活リズムが整ってきます。
・明るいあいさつ・元気な返事
⇒朝、起きたら、さわやかに「おはよう」。名前を呼ばれたら元気よく「はい!」。学校生活を気持ちよくスタートできる魔法の呪文です。
入学前の子どもは、学校がどんなところか想像ができなくて、不安に思う子が少なくありません。周りの大人のサポートが必要です。
もともと、子どもは、知らないことには興味関心をもつ特徴があります。そこで、大人が前向きな言葉をどんどんかけることで、お子さんも学校に対して、わくわくした気持ちをもつこができるでしょう。
<小学校>入学前に身につけさせたい8つのこと(習慣)
小学校入学に向けての準備はわくわくですね。
あんなに小さかったお子様がもう小学生。ちょっぴり不安なこともありますか?
この8つができていれば、もう大丈夫です。
自分でできるといいな<入学前>
・片付けの習慣
⇒小学校では、席での学習がベースとなります。机の上を整理・整頓できるようになりましょう。自分からきれいにできなくても、大丈夫。先生に「片づけて」と言われて、片づけようとすることができれば、先生から褒められます。
・着替え
⇒ファスナーの上げ下げ、服のボタンかけ、洋服たたみができるようにしておきましょう。小学校では名札など、安全ピンを使う場面もあります。
また、ひものかた結びができるように練習をしておきましょう。ちょうちょ結びができたら、すごいですが、まだ力が弱いのでほどけやすいです。
・靴の履き替え
⇒「運動場に遊びに行きますよー!」と、外に出ようとしたけど、靴の履き替えで、もたもた。友達よりも出遅れちゃうことも。みんなから「早くおいでよー!」と、待ってもらえますが、あまりにも時間がかかる場合は、練習をしておきましょう。
・トイレ
⇒最近の学校のトイレは、洋式が増えてきました。特に、低学年が使うことを想定している階のトイレは洋式が多いです。しかし、まだ市区町村の予算の関係上、和式トイレが多いです。床をぬらすことなく、上手に使えるようにしましょう。
・手洗い
⇒学校の蛇口は、回して水を出すハンドルタイプがほとんどです。幼稚園、保育園のものと変わりはありません。こちらも床をぬらすことなく、上手に使えるようにしましょう。手洗いの後に、ハンカチを出す習慣も身につけさせたいです。
・ぞうきんをしぼる
⇒まだ力が弱いので、入学してもできない子が多いです。担任の先生や補助の先生が、代わりにやってくれることが多いですが、ある程度は自分でできると素敵ですね。小学校では、毎日、清掃の時間があり、机をふくことがあるので、できるようにしておくと良いです。
・お手伝い
⇒みんなのプリントをトントンと整えたら褒められた。小さなごみでも拾ったら、褒められた。ちょっとのお手伝いで、たくさん褒められます。お手伝いできる子は、学力もどんどん伸びていきます。
・助けてを伝えられる
⇒「トイレに行きたいです」「おなかが痛いです」など、自分の思っていることを言葉で伝えられるようにしましょう。先生は、学級の様子をよく見ていますが、体調不良など、本人の申し出で分かることも多いです。
幼稚園・保育園よりも、小学校は、子どもの自立を促す場面が多くなります。自分でできることに自信をもつと、小学生はさらに大きく成長するからです。
小学校は、6年間という長い目で、子どもを育てていきます。すぐにできないことがあっても、少しずつ大人に近づいていけるように、指導・支援していく場です。
お家でも、子どもの、分かった!できた!を増やしていきましょう。
ー初めまして。3-
なぜ、「教育とお金」なのか。
日本の小学校では、お金に関する学習がまだまだ不足していると、私自身の教員としての経験から感じました。
学校では、「お小遣いはいくらもらっている」や「お年玉は計画的に使いましょう」といった内容が多く、お小遣いをどのように使えば有意義に使えるのか。お年玉は、なぜ計画的に使わないといけないのか。深く考えるようにはしていません。
それはなぜか。
学校そもそも日本において、お金儲けは良くないという風潮がありました。そういった背景は、もともとは武士の時代から始まっていたようです。
「士農工商」のように、「武士、百姓・町人等、えた・ひにん等」という身分があったため、稼ぎよりも武士道の方が、尊敬されてきたのです。
しかし、今は平成も終わりを迎える時代。
果たして、お金に関する学習はこのままでいいのか。
そういった疑問からこのブログを書き始めました。
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まだ始まって間もない、このブログを、温かく見守ってくださる方がおみえになりました。私は、いつもアクセス数を気にしながら、何を書こうか悩むときがあるのですが、そんな時に、大変励みになります。
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